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1-100 / 101-200 / 201-300 / 301-400 / all


1 私は私なりのやり方であなたを弔うの
2 憧憬や厚情やその他すべて 私が私の中で愛と呼んでいた感情 に、終止符
3 彼が死んでも、世界の秩序は保たれたままだった
4 感情に名前をつけるのはおろかな行為、だ
5 痛めつけて痛めつけて痛めつけた
6 ただ彼を愛することだけが唯一の世界
7 「まぁ、そういうことだ」(簡単に言ってくれる)
8 (と、いうか環境の問題のような)
9 わかりあうことも、わかりあえないことも、
10 横殴りの雨の中 横たわる君の姿

11 こんなにも渇望して、こんなにも切望して、手に入れたのは一本の骨
12 これから起こる絶望を希望と言った君はもういない
13 血も涙も垂れ流して、それでも気づかずに、前に進もうとした
14 出会いがあった。別れがあった。私はまだ、此処にいる。
15 六十億の命が蔓延るこの世界で、なぜ私は彼だけを必要としているのだろう
16 素直になれるほど子供じゃなかった。受け流せるほど大人じゃなかった。
17 「まるで病気のようだ」「其の通りなんだよ。」
18 世界崩壊の瞬間は着実に近づいているらしい
19 そこにはかつて、愛が溢れていた
20 闇より深い心底を、抉じ開ける儀式のように

21 しかしこれが人類の繁栄上避けて通れない男女関係
22 君とのキスはいつも鉄の味がする
23 私の涙に君を引き止める力があるのなら、からだが干乾びたってかまわないのに
24 血となってからだを巡り、肉となって身を守る
25 振り返った瞬間に吹き荒ぶ桜花はあいつの姿を模した
26 何も無い後ろを振り返るのは愚かな行為だ
27 誰でも知っている御伽噺に境遇を重ね合わせるという行為
28 最高気温の時間帯はとうに過ぎた
29 テンションが低いところで保たれる感じ?
30 結末がハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、そこだけでも知りたい

31 突拍子もない願いだとは理解しているけれど、
32 互いに枷になっていることにも気付かない、けれど枷ごと愛すだろう
33 君をどれだけ愛しているかなんて知らない
34 君を失うということは世界の喪失にも繋がるのかもしれない
35 何を言う、痛みを知らないこの口が
36 君が愛しいという、この想いだけを抱いて、僕は逝くよ
37 唇での愛撫に言葉など要らないのだと知る
38 少し狡猾な手段を使ってでも手に入れたいと想った人
39 彼がいなければありえなかった現在
40 少しだけ救われた気持ちになるから、

41 王子様、どうか私を攫ってください
42 夢から醒めたって現実に絶望するだけよ、と君は
43 たぶん、止める人間は誰もいなかった
44 世界の終わりは、こんな風に静かなのかもしれない
45 他人のいたみなんてわかるはずない
46 彼を愛した全ての者は何を想ったのか
47 血が滲むほど唇を噛んでも、爪が喰い込むほど拳を握っても、涙を抑えることはできなかった
48 馬鹿にしてくれるなよ。自分の存在くらい自分で定義できる。
49 唇 喰い破って 平伏し 跪かせて 『服従を誓え』
50 あなたが私の心を盗むなら、私はあなたの未来を奪う

51 ほとばしる虚無感がしびれるような甘さにかわった
52 一瞬でも自覚してしまった感情を否定するのは、難しい
53 まるで、祈ることが罰であるかのよう
54 「いつかは報われる」なんて、思っちゃいない
55 ただ愛することがこんなにも苦しいだなんて、
56 君しか見えない、貴方しか見えない
57 それは必然……だと思うけどな、私は
58 少しでも長く見つめていたいんだ、少しでも多く触れていたいんだ
59 もう二度と私を愛してはくれないのでしょう?
60 死んだ魚のような肌に、赤い赤い血を塗りこみたい衝動に駆られた

61 このまま僕の涙を与え続ければ、彼女は蘇るのではないかと夢想した
62 さようならしかもう、思いつかない
63 わたしなどのあずかり知らないところで、世界は確実に変動している
64 泣きながら耳を塞いだ。叫びながら目を伏せた。
65 あふれる寸前の涙を掬い取られた。その手を思い切りはたいてやりたかった。
66 僕は子供だった。どんな大人にも負けない子供だった。
67 世の中には理不尽なことばかりだから
68 僕が世界を否定したんじゃない、世界が僕を拒絶したんだ
69 注意深く偽って、それが愛なら止めないで
70 ただ愛していると伝えるための両腕

71 可愛い、とはつまり、とても愛しさに近しい感情
72 子供騙しのような口約束は、信じる以外の道を残してはくれない
73 「これが夢なら覚めないで」「これが夢なら醒めてくれ」
74 僕の中のナルシズムがそうさせるんだ
75 人を斬るときに躊躇はないが、愛を囁くときはひどく躊躇う
76 どう言い訳しても拒絶の言葉としか成り得ない
77 いつか、すべてが許される、万が一、そんな日がきたら
78 けれど汚すよりは、疵つけたほうがまだ、
79 とめどない、とめどない、とめどない、想いを

80 本当はわかってなんていなかったんでしょう?
81 散々、散々、好きだと言っておきながら、
82 行為がキスであったことが問題なのではない、相手が部下であったことが問題なのだ
83 私、幸せよ。私は、幸せすぎて、死ぬのよ。
84 目を開いたとき、彼の手に剣が握られていればいい
85 息をとめる最後の瞬間まで、心底あなたを愛してた
86 このひとを守る、という使命は世界を守ることよりも重い重圧を俺に与える
87 もう、いっか。もう、諦めよっか
88 純花散り、血溜まりに染まるが如く
89 狂気に染まった貴方は、光の無い眼で私を見つめるのですか?
90 恐怖に染まったお前は、怯えた眼で俺を見つめるのか?

91 わたしの存在が壊されてゆくのです。あなたは黙って見ていますか。
92 少年よ、排して強さで成り上がれ
93 より退廃的なものを望んでいたんだ
94 闇を喰らいつくし、内から闇に支配された
95 どうにもできなかった君と、素直になれなかった私
96 「血は美しい」と言った貴女の末路
97 荒い呼吸と、咽るような咳き込み、膝を追って嗚咽へ
98 硝煙が晴れたときに鮮明に姿を現わす青空が好きだった
99 あれ、かな。わたしは、愛されて、いない、のかな。
100 食うではなく喰う、飲むではなく呑む、美味いではなく旨い

101 なんとなく手持ち無沙汰、そうじゃない?
102 思いもしなかった、こんなにも救いになるなんて
103 空が落ちているのか、僕が飛んでいるのか
104 ぜ ん ぶ 、 つ な が っ た
105 祈りはただの怠慢だ。行動せずして救いを得ようなんて馬鹿げている。
106 吐きそうなほど嫌悪して、引き攣る笑みで好きだと言った
107 消えることができないのならせめて、世界と同化したかった
108 私があなたなしでは生きていけない、ことくらい本当は知っているでしょうに
109 大好きだった。信じてた。信じてくれてると思ってた。
110 覚えておけよ、自分の居場所くらい

111 究極の矛盾、突き詰めれば正論
112 浮き足立って、上昇した分落ちれば痛い
113 カラオケでシャウトする友人の横、僕は世界の未来を憂いてる
114 とってつけたような救いなんて、無い方が良いに決まっている
115 「明日が来るのが恐いんだ」「この世に明日など存在しない、人間が定義しただけだ」
116 百億の星が死んだって、僕は君を見失わない
117 「いつか死んでしまうのなら、生まれてきたくなんてなかった」(君は泣いた)
118 世界はオレを見放した、俺はこれから修羅になる
119 どうせなら過去のすべてを清算して、
120 口約束など生ぬるい、血判でもまだ足りぬ

121 憐れだと嘲笑(わら)って、愚かだとなじって、そしてどうか私を救って
122 あぁ此処はなんてやさしい世界なのかと、疑いもせず、ただ盲目的に、
123 人魚姫は愛を吐きながら泡となりました
124 その程度の懺悔ですべてが帳消しになるとでも?
125 いくら望もうと 叶いやしない 願い
126 祈りが何になるというのだろう。傍にいてくれないと駄目なのに。
127 壊して、嘆いて、泣いて、また壊して、何もかも嫌になって、それでもまた壊して、
128 弾丸を確認。OK。念のため予備も確認。OK。
129 両手を合わせて瞳を閉じてみたけれど、祈るべき神などいなかった
130 薔薇の花びらをどろどろに溶かして、血液の代わりに流し込んで

131 寝たふりをしながら涙をこらえるのって、なんて難しいんだろう
132 パンクした自転車の前で途方に暮れた、日も暮れた、笑い出したくなった
133 彼のそれはエンターテイメントなのだ!
134 「そうさ、全ては君次第なのだよ」(無責任な大人め)
135 何度だって言うよ、「君は此処にいる」
136 潔く散りゆく君、醜くしがみ付く僕
137 未来とは無。敢えていえば創造の産物。
138 どれだけの人が傷ついて どれだけの人が泣いているんだろう
139 「もう死にたい」のか「まだ生きたい」のか
140 まるで変わらぬ。彼女が死んだ、あの日と。

141 愛しさばかり、夏の日差しのように容赦なく募ってゆく
142 一瞬の痛みと終わらない安らぎ、僕なら前者を採るよ
143 理不尽、だけれども仕方がない、なぜなら僕が弱者だからだ!
144 恐怖ではない。怒りとも違う。悲しみか。或いは。
145 どうせなら一緒に死のうか。それとも、一緒に逃げようか?
146 そう、そうだ、はやくそうして去ってくれ
147 困るかな、怒るかな。できれば笑って頷いて欲しい。
148 ならば問おう。君は修羅になれるのか?
149 彼のコーヒーなら とっくに冷めてしまったよ
150 幸せが半分になっても、痛みが倍になってしまっても構わないんだ

151 ロミオとジュリエットは倖せだった?
152 なぜ「別れ」とはこんなにも美しいのだろう
153 なんて残酷な 過去、現在、そして未来
154 見つめているのは僕。想いを馳せているのも僕。なんて典型的な片想い。
155 ラストミッション;『希望を取り戻せ!』
156 たとえ唇が、指先が触れることがなくとも、
157 少し悔しくて、少し悲しくて、とても嬉しくなった
158 この溢れる涙と引き換えに どうか祈りよ 届きますように
159 退屈を平和と呼び、虚無感に安寧を求める人間
160 そして僕たちはキスをする、青い青い世界の中で

161 この美しい世界で愛し合おう。死が二人を別つまで。
162 まだ愛せると思ったんだけど、気のせいだったみたいだ
163 ちょっと手を伸ばすだけなのにね、それができないんだ
164 見え透いた作り笑いの応酬、それすらも幸せだった日常
165 いっそ殺してくれと言いたくなるくらい責めてくれたら楽なのに
166 迷いと不安を昇華させて踏み出した、一歩
167 存在理由を獲得した、僕が最初の人間だ
168 「あなたなんか大嫌い」「無理をしなくてもいいんだよ」
169 泣いて叫んで拒絶した、でも本当は愛してた
170 きれいな、きれいな、きれいな、きれいな、

171 「難しい、ね。生きることは、難しい。でも、きれいだ」(きれいごと、だ)
172 躊躇うな、破壊しろ、完膚なきまでに
173 深く埋めてね、誰にも見つからないように
174 最近は自分を追い詰めてばかりいるよ、もうそれしかやることがないみたいなんだ
175 「ご注文をどうぞ」「君を一人、テイクアウトで」
176 ひとことも交わしたことはなかった、最後の写真も撮れなかった
177 ああだこうだ愛だ恋だ言ってんじゃないよ
178 短めの深呼吸を一度、その呼気に合わせて引き金をひいた
179 たとえ世界でたった二人きりになっても、私たちは決して歩み寄らないのだろう
180 どっちが先に嫌いになるか賭けてみる?きっと永遠に勝負なんてつかないよ

181 果して私は、信じてもいない神さまの前で永遠の愛を誓えるのだろうか
182 背中からかかる声は淡く、跡形もなく消えることを前提としていた
183 世界中を敵にまわしても構わない。私の側を離れるな。
184 残念だけど、一番会いたいのは君ではなかったよ
185 君を埋めた花畑には大量の彼岸花が咲き乱れていた
186 大いに泣き、大いに笑い、そして大いに死ね
187 否定しようか拒否しようか迷った挙句拒絶することにした
188 君には僕の、最初で最後の涙をあげる
189 幾つもの死を見届けてきたのにおまえだけは駄目なんだ
190 偲んで断ちましょう、愛に泣きましょう

191 止めることも嘆くことも気付くことさえできなかった
192 なぜ歩むことのできる道は一本きりなのだろう
193 僕は罪悪感を糧として生きることにした
194 人の心が沈むのは太陽が沈むのと同じくらい自然なことだよ
195 私の墓碑には一生の中で流した涙の数を刻んでください
196 喪失を糧にできる人間と、糧にできない人間
197 何だってするよ、きみの明日を満たすためならば
198 だって、白ヤギさんへのラブレターは届かないでしょう?
199 私の彼女に対する感情は恋というよりは憧憬、憧憬というよりは崇拝に近かった
200 いつだって先立つのは怒りより悲しみ。猛りより嘆き。

201 彼女のためにどれだけ弱くなってしまっても、僕はそれを受け容れる
202 止まない雨はない、明けない夜はない、そう信じたいだけだった
203 全ての人間がお前を生かすためだけに存在しているのだと俺は信じている
204 生きていれば会えると誰かは言うが、俺たちには通用しない戯言だ
205 私の所為で彼が死んでも、私は彼の分まで生きていこうと思えるのだろうか
206 初めて守るために武器を振るった、流した血は彼のためのものだった
207 誰がオレに幸せをくれた!過去以外の何が!誰が!
208 蝉は木から落ち、空は彩度を落とし、空気はゆっくりと熱を失い、夏は停止した
209 君は僕の胸を、僕は君の肩を、互いの涙で濡らし続けた
210 出会わない方が良かったと、そう望まれなくて良かった

211 自覚の無い涙ほどたちの悪いものはない。けれど自覚の無い涙こそ、誰かを救うのかもしれない。
212 もしも世界が終わるなら、それは夏が終わる瞬間(とき)
213 届けるためじゃない、叫ぶために在るんだ、この声は
214 人は信じたくない事象を前にして、まず神を責める
215 どんな些細な願いでも、それを君が望むなら、全力で僕は叶えたい
216 どんなに耳を寄せても彼女の鼓動が聞こえない、どんなに抱きしめても彼女に熱が戻らない
217 どこからが過去でどこからが現在なのか。どこからが偶然でどこからが運命なのか。
218 僕の涙は君の大量の血を前に全くの無力だった
219 必死?まさに死して己を保った君の前では無意味な言葉だ
220 君を抱きかかえながら歩いた夜の道は真っ暗だった

221 本当は僕はもっと早く、君と出会う前に死んでおくべきだったね
222 だって、これ以上抱きしめれば壊れてしまうだろう
223 生きることに躓いたら、迷わず僕の手をとって
224 それは嘘だと百も承知で君を信じるよ
225 暇潰しでも良いから、僕をたすけて、かみさま
226 神は想像でしかないのだからそれはお前、自分に縋っているのと同じだよ
227 もし僕に読唇術が使えたら、君の最期の言葉を聞けたのに
228 俺が切ってきたどの首を血を死んだ目を忘れたって、お前だけは
229 君の恋人が笑えば君が笑い、それを見れば僕も笑うことができる
230 彼女にとって自分の存在は、果たして天国と出るか地獄と出るか

231 君がくれた痛みを後生大事に抱えて、君をわかった気でいる僕は
232 たとえそれが僕ではない誰かの隣でも、けれどできれば僕の前で、笑っていて欲しい
233 泣きたいときは泣けばいいし、逃げたいときは逃げればいい。たとえ僕がそんな君を責めたとしても。
234 悩みを相談したら、「独りで乗り越えろ!」だってさ
235 私の幸せは、あなたに捧げるためにあるのではない
236 お前から受けた恩を返したい訳じゃない、お前のことが好きだから力になりたいんだ
237 いつもは身震いもする殺気が今は心地良い。そうか、オレは今、死にたいのか。
238 絶望に跪き、絶望に平伏し、絶望の靴の裏を舐める
239 叶わないと知りながら時間が止まってくれることを真剣に祈る
240 潔く殺せ躊躇い無く殺せそして後悔して泣いてくれ

241 君は僕に充分な幸せを運んだ。天使でもこうは上手くいくまい
242 君に向ける一の愛の為に僕に向く百の愛を犠牲にしました
243 降りてゆく幕の向こう、一握の希望に向かって僕たちは芝居を続けた
244 君の人生は容易く僕を踏みつけてあっという間に去っていった
245 私たちの別れは、いつだって手の届くところにあったのだ
246 土下座で汚れた膝に同情なんて出来なかった
247 君が目の前まで来たら、思い切りその頬を叩いてやろう。抱き締めるのはその後でいい。
248 いつかの日にかまた会おう。僕たちにはそれが出来るはずだ
249 泣きたい朝も死にそうな夜も僕の指は存在しない君の影を掴んで放さなかった
250 僕たちが目指す最果てには希望が植えられている信じていた

251 僕の目の中で生きるきみはたった一度の瞬きで死んでしまった
252 できればあらゆる不幸がきみのもとを訪れませんように
253 不幸じゃない。不運じゃない。私は自分の境遇を呪わない。ただあなたが好きなだけ
254 生まれて初めて看取ったひとは生まれて初めて愛したひとだった
255 ばらばらに背を向けて歩き出した僕たちの、再会を果たすことが永久(とわ)になくても
256 彼は惜しみのない愛の言葉をくれた。けれど私には愛してるじゃ足りなかった。
257 あと十秒の内に決めなければ。君が死ぬか、僕が死ぬか
258 君が一度死を決意する間に僕は百回くらい死ぬことができる
259 責めて苛んで、絶望に堕ちたところで救いあげよう
260 「いってらっしゃい。ご武運を」「ありがとう。いってきます」(生きて帰って、とは言わない君の優しさに)

261 私たちはもう傷ついてはいけない。周りの皆に目を背けたくなるような傷口を見せてはいけないんだ。
262 君がいなければ今の僕はなかったかもしれないが、仮に君がいなくても別の僕があっただろう
263 僕は僕のためにしか生きてこなかったはずなのに、どうしてこうして君のために死ぬのだろうね
264 「死ねというのか」「勇敢であれといっているのだ」(同じことだよ)
265 勇気と無謀の違いなんて誰も教えてくれなかった
266 幸せという言葉をつかえなくなったのはいつの頃からだろう
267 愛する人に裏切られた。今もまだ愛している。
268 君を好きだと想えなくなったらこの世界から消え去りたい
269 彼の仕草は本当に静かで、心の声さえも聞こえてしまうのではないかと少し心配になった
270 悼んでも悔やんでも、それでも血は流れ続けるのだということを

271 泣くこともできなかった僕はいま、泣くことしかできなかった
272 「翼がないから人は死ぬのだ」「自分は飛べると信じて」
273 どの毒でおまえのもとへ逝こうか、毎日そう考える瞬間だけが幸福だ
274 私は死にたくなかった。お前も死にたくなかった。結果、力のない私が死んだのだ。
275 彼女の憂鬱は、とても私に愛せるものではなかった
276 屈辱を孕まされても。誇りを一粒残らず捨てることになったって。
277 愛を祈り、懺悔して祈る。救いを、許しを、永遠を。誓いを、願いを、幸福を。感謝を、他者を、ときには破滅を。
278 私が彼に残せるものは何も無い。あてのない口約束くらいしか。
279 彼はときに、例えばシェイクスピアの古典を、私の咽喉が嗄れるまで朗読させた
280 この手が、足が、声がなくても一緒にいられればそれで良かった

281 背後から掴み取った幸福に、どうか納得できるだけの価値を
282 戦いを終わらせようとして戦った、その戦いがやがて新たな戦いを呼ぶ
283 幾千幾万の命が奪われようとも、君が無事ならそれで良い
284 きっとこのまま進んでも、誰も幸せにはなれないだろう。けれど、誰かが傷つくこともないのかもしれない。
285 もう彼を狂っていると指差すことはできない。震えた指の先にいるのは私自身に他ならない。
286 おかしいのに目が離せない。異常なのにどこか安らぐ。狂っているのに望んでしまう。
287 君は僕の後ろで泣いていてよ。そうすればもう少し頑張れる気がするんだ
288 信じられるうちにたくさん信じてあげられたから、もう裏切られても構わなかったんだ
289 いずれ彼がたどり着くのはもう私の手など届かない場所だろう。私の目に君の映るうちはせめて、手を振り返して欲しいと思う。
290 彼が旅立ったのはいわゆる死の世界というもので、そこは私もいずれ通る道だろう。

291 目を閉ざせ、口を閉ざせ。耳を塞いで呼吸を止めろ。私が代わりに生きてやる。
292 祝福も呪いもなく、幸福も不幸もない。ああ、ここはなんて美しい世界なのだろう。
293 彼が極端なサディストなら、私は極端なマゾヒストなのだ。私たちが愛し合う理由のひとつ。
294 彼は優しくて浅はかで、その上とびっきり甘かった
295 僕は彼女という、自らの正義を貫く美しい魂の前に膝を折った
296 彼女を幸せにすることでしか、僕はもう生きてはいけない
297 希望を与えてくれた人の死は、どれほどの絶望をもたらすだろう
298 過去を想って泣いたって構わない。その時の君が未来に縛られず生きていたことを教えてくれるだろう。
299 君を見ていると息が苦しくて胸が痛くなってくるんだ。きっともうすぐ死んじゃうんだよ。だからその前に君に触れたい。
300 泣かないで、お願いだから君だけは信じていて。きっと僕は大丈夫だって。

301 君はきっと、色んなものを捨てていくよ。最後にその手に残ったものは、どんなにか幸せだろうね。
302 春の夜空の下、星の数を数えながら君は息を引き取った
303 今まで君のどんな我儘だって許してきたけれど去りゆくのが最後の我儘だというのなら僕はそれを許さない
304 健全な生き方で満足している気でいたらきっとどこかで崩壊する、人間ってそういう生き物だよ
305 希望に向かって進んだけれどお前の頭がイカれただけだった
306 世界を変えるアニメを見ているだけじゃ世界は変わらない
307 コーヒーの香りに満たされる頃、時計の針は終わりを示す
308 死んだら終わりだ、と教えてくれたのは貴方だったのに
309 少しも苦しくなんてない、手をきつく握りしめながら君は言う
310 泣いてしまっても恥じることはないし、泣けなくても自分に失望することはない

311 掴み取ったなんてキレイなもんじゃない、泥臭く、しがみついて、もぎ取ったんだ!
312 無数のガラクタに手を突っ込み、指を切りながら悪臭に顔を顰めながら、僕は僕の現実を探し続ける