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1-100 / 101-200 / 201-300 / 301-400 / all


201 彼女のためにどれだけ弱くなってしまっても、僕はそれを受け容れる
202 止まない雨はない、明けない夜はない、そう信じたいだけだった
203 全ての人間がお前を生かすためだけに存在しているのだと俺は信じている
204 生きていれば会えると誰かは言うが、俺たちには通用しない戯言だ
205 私の所為で彼が死んでも、私は彼の分まで生きていこうと思えるのだろうか
206 初めて守るために武器を振るった、流した血は彼のためのものだった
207 誰がオレに幸せをくれた!過去以外の何が!誰が!
208 蝉は木から落ち、空は彩度を落とし、空気はゆっくりと熱を失い、夏は停止した
209 君は僕の胸を、僕は君の肩を、互いの涙で濡らし続けた
210 出会わない方が良かったと、そう望まれなくて良かった

211 自覚の無い涙ほどたちの悪いものはない。けれど自覚の無い涙こそ、誰かを救うのかもしれない。
212 もしも世界が終わるなら、それは夏が終わる瞬間(とき)
213 届けるためじゃない、叫ぶために在るんだ、この声は
214 人は信じたくない事象を前にして、まず神を責める
215 どんな些細な願いでも、それを君が望むなら、全力で僕は叶えたい
216 どんなに耳を寄せても彼女の鼓動が聞こえない、どんなに抱きしめても彼女に熱が戻らない
217 どこからが過去でどこからが現在なのか。どこからが偶然でどこからが運命なのか。
218 僕の涙は君の大量の血を前に全くの無力だった
219 必死?まさに死して己を保った君の前では無意味な言葉だ
220 君を抱きかかえながら歩いた夜の道は真っ暗だった

221 本当は僕はもっと早く、君と出会う前に死んでおくべきだったね
222 だって、これ以上抱きしめれば壊れてしまうだろう
223 生きることに躓いたら、迷わず僕の手をとって
224 それは嘘だと百も承知で君を信じるよ
225 暇潰しでも良いから、僕をたすけて、かみさま
226 神は想像でしかないのだからそれはお前、自分に縋っているのと同じだよ
227 もし僕に読唇術が使えたら、君の最期の言葉を聞けたのに
228 俺が切ってきたどの首を血を死んだ目を忘れたって、お前だけは
229 君の恋人が笑えば君が笑い、それを見れば僕も笑うことができる
230 彼女にとって自分の存在は、果たして天国と出るか地獄と出るか

231 君がくれた痛みを後生大事に抱えて、君をわかった気でいる僕は
232 たとえそれが僕ではない誰かの隣でも、けれどできれば僕の前で、笑っていて欲しい
233 泣きたいときは泣けばいいし、逃げたいときは逃げればいい。たとえ僕がそんな君を責めたとしても。
234 悩みを相談したら、「独りで乗り越えろ!」だってさ
235 私の幸せは、あなたに捧げるためにあるのではない
236 お前から受けた恩を返したい訳じゃない、お前のことが好きだから力になりたいんだ
237 いつもは身震いもする殺気が今は心地良い。そうか、オレは今、死にたいのか。
238 絶望に跪き、絶望に平伏し、絶望の靴の裏を舐める
239 叶わないと知りながら時間が止まってくれることを真剣に祈る
240 潔く殺せ躊躇い無く殺せそして後悔して泣いてくれ

241 君は僕に充分な幸せを運んだ。天使でもこうは上手くいくまい
242 君に向ける一の愛の為に僕に向く百の愛を犠牲にしました
243 降りてゆく幕の向こう、一握の希望に向かって僕たちは芝居を続けた
244 君の人生は容易く僕を踏みつけてあっという間に去っていった
245 私たちの別れは、いつだって手の届くところにあったのだ
246 土下座で汚れた膝に同情なんて出来なかった
247 君が目の前まで来たら、思い切りその頬を叩いてやろう。抱き締めるのはその後でいい。
248 いつかの日にかまた会おう。僕たちにはそれが出来るはずだ
249 泣きたい朝も死にそうな夜も僕の指は存在しない君の影を掴んで放さなかった
250 僕たちが目指す最果てには希望が植えられている信じていた

251 僕の目の中で生きるきみはたった一度の瞬きで死んでしまった
252 できればあらゆる不幸がきみのもとを訪れませんように
253 不幸じゃない。不運じゃない。私は自分の境遇を呪わない。ただあなたが好きなだけ
254 生まれて初めて看取ったひとは生まれて初めて愛したひとだった
255 ばらばらに背を向けて歩き出した僕たちの、再会を果たすことが永久(とわ)になくても
256 彼は惜しみのない愛の言葉をくれた。けれど私には愛してるじゃ足りなかった。
257 あと十秒の内に決めなければ。君が死ぬか、僕が死ぬか
258 君が一度死を決意する間に僕は百回くらい死ぬことができる
259 責めて苛んで、絶望に堕ちたところで救いあげよう
260 「いってらっしゃい。ご武運を」「ありがとう。いってきます」(生きて帰って、とは言わない君の優しさに)

261 私たちはもう傷ついてはいけない。周りの皆に目を背けたくなるような傷口を見せてはいけないんだ。
262 君がいなければ今の僕はなかったかもしれないが、仮に君がいなくても別の僕があっただろう
263 僕は僕のためにしか生きてこなかったはずなのに、どうしてこうして君のために死ぬのだろうね
264 「死ねというのか」「勇敢であれといっているのだ」(同じことだよ)
265 勇気と無謀の違いなんて誰も教えてくれなかった
266 幸せという言葉をつかえなくなったのはいつの頃からだろう
267 愛している人に裏切られた。今もまだ愛している。
268 君を好きだと想えなくなったらこの世界から消え去りたい
269 彼の仕草は本当に静かで、心の声さえも聞こえてしまうのではないかと少し心配になった
270 悼んでも悔やんでも、それでも血は流れ続けるのだということを

271 泣くこともできなかった僕はいま、泣くことしかできなかった
272 「翼がないから人は死ぬのだ」「自分は飛べると信じて」
273 どの毒でおまえのもとへ逝こうか、毎日そう考える瞬間だけが幸福だ
274 私は死にたくなかった。お前も死にたくなかった。結果、力のない私が死んだのだ。
275 彼女の憂鬱は、とても私に愛せるものではなかった
276 屈辱を孕まされても。誇りを一粒残らず捨てることになったって。
277 愛を祈り、懺悔して祈る。救いを、許しを、永遠を。誓いを、願いを、幸福を。感謝を、他者を、ときには破滅を。
278 私が彼に残せるものは何も無い。あてのない口約束くらいしか。
279 彼はときに、例えばシェイクスピアの古典を、私の咽喉が嗄れるまで朗読させた
280 この手が、足が、声がなくても一緒にいられればそれで良かった

281 背後から掴み取った幸福に、どうか納得できるだけの価値を
282 戦いを終わらせようとして戦った、その戦いがやがて新たな戦いを呼ぶ
283 幾千幾万の命が奪われようとも、君が無事ならそれで良い
284 きっとこのまま進んでも、誰も幸せにはなれないだろう。けれど、誰かが傷つくこともないのかもしれない。
285 もう彼を狂っていると指差すことはできない。震えた指の先にいるのは私自身に他ならない。
286 おかしいのに目が離せない。異常なのにどこか安らぐ。狂っているのに望んでしまう。
287 君は僕の後ろで泣いていてよ。そうすればもう少し頑張れる気がするんだ
288 信じられるうちにたくさん信じてあげられたから、もう裏切られても構わなかったんだ
289 いずれ彼がたどり着くのはもう私の手など届かない場所だろう。私の目に君の映るうちはせめて、手を振り返して欲しいと思う。
290 彼が旅立ったのはいわゆる死の世界というもので、そこは私もいずれ通る道だろう。

291 目を閉ざせ、口を閉ざせ。耳を塞いで呼吸を止めろ。私が代わりに生きてやる。
292 祝福も呪いもなく、幸福も不幸もない。ああ、ここはなんて美しい世界なのだろう。
293 彼が極端なサディストなら、私は極端なマゾヒストなのだ。私たちが愛し合う理由のひとつ。
294 彼は優しくて浅はかで、その上とびっきり甘かった
295 僕は彼女という、自らの正義を貫く美しい魂の前に膝を折った
296 彼女を幸せにすることでしか、僕はもう生きてはいけない
297 希望を与えてくれた人の死は、どれほどの絶望をもたらすだろう
298 過去を想って泣いたって構わない。その時の君が未来に縛られず生きていたことを教えてくれるだろう。
299 君を見ていると息が苦しくて胸が痛くなってくるんだ。きっともうすぐ死んじゃうんだよ。だからその前に君に触れたい。
300 泣かないで、お願いだから君だけは信じていて。きっと僕は大丈夫だって。

301 君はきっと、色んなものを捨てていくよ。最後にその手に残ったものは、どんなにか幸せだろうね。
302 春の夜空の下、星の数を数えながら君は息を引き取った
303 今まで君のどんな我儘だって許してきたけれど去りゆくのが最後の我儘だというのなら僕はそれを許さない
304 健全な生き方で満足している気でいたらきっとどこかで崩壊する、人間ってそういう生き物だよ