俺が見る夢はどうも直情的だ。
が気になる、と思い始めてからすぐに夢を見た。
最初は笑ってるどぎまぎしている、という自分で言うのもなんだがカワイイ夢で、起きてからもその笑顔を覚えてたりしてどきどきした。
自分からに話しかけることも増えて、もっと好きになってくると俺の夢もどんどん進行していった。
手も繋いだし、デートもしたし、キスだってした。
ぶっちゃけ夢の中の俺がを犯すのにそう時間はかからなかった。
抱きしめるときまではだって笑っていてくれる。
でもその先になるとどうしてもダメだった。
は決まって嫌だ、と泣き出すのだ。
対して完全にヤる気になっている俺はのそんな表情にすら欲情した。
夢の中の俺はまるで悪魔だった。
嫌がるを笑いながら無理矢理犯す。
がどんなに泣いて叫んでも、自分の欲望を吐き出すのにただ夢中だった。
起き抜けの気分は自己嫌悪がひどくて最低だった。
細かく覚えているわけではないけれど、自分の身体の下にあったの肌の感触とか、本気で泣いて嫌がってるのに感じちゃってる顔とか、そういう感覚がやけにリアルに残っていた。
……あんまり言いたくないけどちゃっかり夢精だってしていて、それも自己嫌悪の理由のひとつだった。
でもヤバいくらい興奮しているのも事実だ。
泣くもよがるも死ぬほどかわいいし、夢に見れば見るほどもっと好きになる。
実際に触れたいと思うのは、あんな夢を見ちまったら当然の感情だろう。
ただもちろん、現実にレイプしようなんて思わねえ。夢の中の俺だってちゃんと手を繋ぐ、キスをする、という段階を踏んでいた。
まずは恋人になってから。
セックスだって当然合意の上でするつもりだ。……たぶん。
なんにしろ夢の中の自分にはいい加減遅れをとられすぎている。
こんなに毎日夢に見るくらい俺はのことが好きなんだから、きっとうまくいくだろう。
ただの夢が見られるのはうれしいけど、教室で居眠りしているときにまで出てくるのは勘弁して欲しいと思う。
そのうち教室でエッチ、なんてシチュエーションが夢に出てきたら俺は色々終わる気がする。
やっぱりこれは早々にと付き合って俺の欲求不満を解消してもらわねーとダメだな。
「っつーわけで俺、アンタのことが好きだ。俺の彼女になって!」
「……切原くんの夢の中の私が泣き叫んでいた理由がよくわかったよ」
すべてを正直に告げた俺には青ざめた顔をしたけれど、もちろん断らせるつもりはなかった。
ぎゅっと手を握ってキスして抱きしめて、さあハッピーエンドが待っているのかどうかはお前しだいだぜ、。