食欲、性欲、睡眠欲。人間は欲深い生き物だけれど、敢えて三大欲求なんて呼ばれるその三つを一緒に満たすことのできる存在を、なんと呼ぶべきだろう。
「臨也くん」
彼女はごく普通のOLだ。
彼女と一緒にする食事は普段より美味しく感じた。
コンビニの手料理でも、ホテルのディナーでも、あぁ、彼女の手料理だと格別だ。
「」
彼女とのセックスは天にも昇る心地だった。
正常位も、騎乗位も、バックもいい。彼女がイくときの顔が見れるのが一番いい。
「おやすみ」
彼女を抱きながら眠りに落ちる瞬間が幸せだった。
温もりと匂いを感じながら安らかに眠り、目が覚めたときに傍に彼女がいると一日気分が良かった。
「俺は君に恋をしているみたいだ」
やわらかい朝日の差し込む朝食の席でそう告げると、はぽろりと涙を零した。
「君が好きだよ」
俺はこれからも自分の生き方というものを変えることはないだろう。
「俺がずっと一緒にいたいと思うのは君だけだ」
君は今まで知らなかったことを知って恐怖するかもしれない。
俺のせいで命を狙われることすらあるかもしれない。
そうしたら俺は言おう。
使い古された陳腐でかっこ悪い言葉をかっこよく言ってみせよう。
君は俺が守る、と。
「。結婚しよう」